3月のポップ 駆虫編

こんにちは。
今回はこれです!
この季節から本格的に増えてくるノミ・マダニにスポットを当ててみました。
ちなみに僕はマダニは姿や形は結構かわいいと思っています。
でも周囲からは気持ち悪がられますけどね。獣医はタイプは色々ありますが
やっぱり変わった人が多いです。

とはいっても病気の面からいうとやっぱり悪い虫です。
田舎ではないからといって寄生虫がいないわけではありませんです。
寄生虫には今回のノミやマダニは勿論、お腹の中にすみつく虫、耳の中にすみつく虫
などいろんなタイプがいます。これらは都会にも結構身近に隠れています。

特に最近は人に感染する犬猫のSFTS(重症熱性血小板減少症)など聞かれていると思います。
マダニが媒介する病気です。
猫では重症化することがありますが、犬では発症しないといわれています。
しかし、ペットも人間も十分気をつけるべき病気だと思われます。

家で飼っているといっても散歩したり庭に出すような場合には、マダニやノミに感染することが
あります。夜中になると病院の周りでも野良猫に紛れてイタチやテンらしき野生の動物を
ちょくちょく見かけます。こういう動物は隠れ住んでるのでなかなか
人の目に触れる機会が少ないけれど、これらの動物が公園や庭などペットの生活圏にも入ってきます。
そこで飼い犬や飼い猫との間で感染が成立してしまうと考えられます。
これまで当院でもタヌキと餌の取り合いをして怪我をしてくる猫、庭で遊ばせていたら
知らぬ間に咬み傷を負い重度に化膿した犬など来院しています。

と、ちょっと怖い話をしてしまいましたが、そのぐらい実は身近に
寄生虫達は存在し、感染の機会を狙っています。

今回のポップ看板は病院前にありますので、こういったことを考えながら
見て頂けると嬉しいですね。
高宮通りを通られる際には是非ご覧下さいね~