ちょみれ また会おう!

ちゃお
今年の夏は涼しいですが、
みなさま いかがおすごしでしょうか。
今回はお盆ということもあってこんなお話です。
それでは はじまりはじまり。

この病院に来て8カ月弱の通院・入院生活を送っていた
黒猫のちょみれちゃんと飼い主さんがいました。

最初は鼻水で調子悪くて病院にきてました。
そのまま状態が良くなったり悪くなったりが続いて、
途中から糖尿病からのケトアシドーシスになってしまって
入院したり家に帰ったり
強制的にご飯を食べさせたり、たまに自分から食べたり
よく鳴いたり鳴かなかったり
腎臓の数値が良くなったり悪くなったり
黄疸になったり治ったり
おしっこいっぱいしたりしなかったり
うんちが軟かったり固かったり
そしてたま~に顔をこすりつけて
甘えてきたり。

飼い主さんは
ちょみれが僕のことを好きだから
定期的にわざと具合悪くなって
会いにくるようにしてるって嫉妬されてたけど
ちょみれが本当に好きなのはもちろん飼い主さんでした。
そんな飼い主さんをジェラシーな気持ちにして
なんて子でしょう。
ちょみれちゃん、あなたどんなに愛されてたか分かってた?
分かってるから試してたのかね。

この半年で色々あったねぇ。
あなたはほんとによく頑張っていたね。
何度も繰り返す厳しい症状を経験しながら
苦しかろうにあまり表情には出さずにたんたんと
生活するあなたを見ていると
猫ではないような気がしてました。
鼻がつまってるからしっかり息を吸ってから
「んんにぁあぁぁぁぁーぁぁん」
って鳴く低く、くぐもった声がきけなくなって寂しいよ。

そしてそんなあなたをしっかり見守って
お仕事もあっても、忙しくても
根気強く病院へ連れてきてくれていた飼い主さん。
深い深い愛情に包まれていたあなたは本当に
幸せ者だったよ。

お盆だけどそっちは快適かい?
ちょっとこちらに帰ってきたりするのかな?
帰ってきても飼い主さんのとこだけにして
病院には来ちゃダーメよ。
また苦しいことを思い出しちゃう。
いつかまたそっちに行ったときには
「んんにぁあぁぁぁぁーぁぁん」って
また怒ったような低い声で鳴いて呼んでね。
もちろん僕も探すよ。
楽しみにしてる。

また会おう ちょみれちゃん